九州新幹線「長崎ルート優先」 国交省審議官が整備方針 県議会特別委で言及 ／佐賀 | 毎日新聞

九州新幹線長崎ルートの未着工区間（新鳥栖―武雄温泉間）の整備方針を巡り、国土交通省の足立基成・大臣官房審議官は1日、「長崎ルートや北陸新幹線の整備にめどを立てるのが最優先だ」と述べ、地元の動きが活発化している基本計画路線よりも整備を優先させる考えを強調した。参考人として出席した県議会新幹線問題対策等特別委員会で言及した。【五十嵐隆浩】 全国新幹線鉄道整備法に基づく「整備計画」がある整備新幹線5路線のうち、未整備は九州新幹線長崎ルートの新鳥栖―武雄温泉間と北陸新幹線の敦賀―大阪間のみ。一方、整備計画がない基本計画路線の地元から「整備計画」への格上げを求める声がある。