６０歳を過ぎると「意欲はあっても働く場がない」悲劇 | 「定年後」は間違いなくやってくる | 編集部 | 毎日新聞「経済プレミア」

「定年後」筆者・楠木新さんに聞く（２） 発行部数２１万部の大ベストセラー、「定年後」（中公新書）の筆者、楠木新さん（６３）は、会社を定年退職した後、ひとりぼっちになる男性を多く見てきた。定年後、人はどうなるのか、話は続く。【聞き手、経済プレミア編集長・今沢真】 －－定年後、やることがなくなり、ひとりぼっちになる人が多いんですね。 ◆楠木新さん ひとりぼっちというのは、女性との比較なんです。たとえば朝の喫茶店でも、女性はワイワイと一緒に話し合っているんです。一方で、男性は一人で新聞や本を読んでいることが多い。一人だから寂しくて、どこにも行き場がないという意味ではなくて、みんなとつるんでいられないのか、つるまないのか、両方かもしれませんが。

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会社に何十年もいただけ…というスキルが役に立たないって事じゃないですかね。