米兵の性暴力、また 怒る沖縄県民「毅然とした態度で申し入れを」 | 毎日新聞

またも、事件が――。沖縄で米海兵隊員が5日、女性に対する不同意性交等致傷の容疑で書類送検された。米軍基地が集中する沖縄では6月に米兵による性的暴行事件が相次いで発覚したばかり。女性の尊厳を踏みにじる事件がやまない事態に市民の怒りは一層高まる。 沖縄県基地対策課は取材に対し、「繰り返し再発防止を求めてきており、許されない。対応を検討したい」とした。県内の報道各社は県を通じ、玉城デニー知事に新たな事件の発覚や、県警との情報共有の評価などについてのコメントを求めたが、玉城知事は被害者の意向や心情に配慮して「県として積極的に発信することは控えたい」として5日は取材に応じなかった。 沖縄県内の21の女性団体でつくる「沖縄県女性団体連絡協議会」は、6月に相次いで発覚した米兵による性的暴行事件を巡り、政治的立場を超えた超党派での県民大会の開催を呼び掛けてきた。新たな事件の発覚に、伊良波（いらは）純子会長