デフレ・インフレは理由にならない 日本経済、再生のカギ | | 鈴木明彦 | 毎日新聞「政治プレミア」

岸田文雄政権は、賃金と物価の好循環によるデフレ脱却を強調しています。「デフレ脱却・円高阻止よりも大切なこと」の著書がある、エコノミストの鈴木明彦さんに聞きました。【聞き手・富美月】 ◇ ◇ ◇ ――岸田政権の経済政策をどう評価しますか。 鈴木氏 問題を明らかにした点は評価しています。これまでは、デフレ＝悪とする考え方のもとで、物価を上げることが第一の目標になっていました。しかし、問題は長引く経済低迷で染みついたコストカット型経済です。そこから抜け出して新たに競争力や成長力を見いだす必要を示したことには意味がありました。 ――デフレ脱却の意味が以前とは違うということでしょうか。 ◆岸田首相はおそらく、デフレを「物価の持続的な下落」という意味では…

[kechack]

これまでは、デフレ＝悪とする考え方のもとで、物価を上げることが第一の目標になっていました。しかし、問題は長引く経済低迷で染みついたコストカット型経済です

[maturi]

そのような指摘は当たらない。インフレ目標宣言のもとでマネタリーベースを2倍にするとコミットすれば忽ち（2年間程度）で日本経済は完全復活をとげる