都議選：小池流１年 その是非は | 毎日新聞

今回の東京都議選では、小池百合子知事が代表の「都民ファーストの会」が８０人を超す候補を公認、推薦し、小池氏支持勢力で過半数を目指すとし、各党は８月２日に誕生から１年を迎える小池都政の是非を問う姿勢を強めている。 小池氏は昨年７月の知事選に、自民党から推薦を得られないまま出馬。次点候補に１００万票を超える大差を付け、過去４番目に多い２９１万票を獲得して圧勝した。 ２０１３年の前回都議選以降、猪瀬直樹元知事が医療法人グループから不当に資金を受け取っていたことが発覚し、舛添要一前知事についても政治資金の流用問題が噴出。わずか２年半の間で２人の知事が「政治とカネ」を理由に任期途中で辞める「異常事態」が続いた。政党の支持を受けない小池氏が選ばれた背景には、自民、公明両党が担いだ知事が２代続けて辞職したことへの有権者の不信感があった。