スペインの自治州（Comunidad Autónoma）

自治州（Comunidad Autónoma）とは スペインは、元来、経済的、社会的構造、言語、歴史的、政治的、文化的伝統が異なる複数の地域から構成される多様性に富んだ国である。 1479年にスペイン領土全体が1つの王冠のもとに統一されたが、これは国家の均質化や合併の過程ではなかった。構成領土は、国王、王国、公国、統治領のいずれであっても、限定的な立法、司法、財政の自治を含む、以前の制度的存在の多くを保持していた 。これらの地域では、19世紀半ばまで、さまざまな現地の習慣、法律、言語、通貨も見られた。 スペイン王国は、従来から県が1級行政単位だったが、1978年憲法により、自治州制度が導入された。地域ごとの独立性（地方自治のあり方・要求度）の違いから、1979年から1983年までの間に、時間をかけて順次17の自治州が成立していった。この他、アフリカ大陸北西部沿岸に2つの自治都市（ciuda

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スペイン王国の17の自治州・２つの自治都市について整理しました。地方自治研究、地域文化研究、エリアスタディなどにご活用ください。