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田村哲樹『熟議の理由』 - martingale & Brownian motion
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田村哲樹『熟議の理由』 - martingale & Brownian motion
私は、どうも、この本が言っていることが、よく分からない。というか、その最初から話し始めている「前... 私は、どうも、この本が言っていることが、よく分からない。というか、その最初から話し始めている「前提」がよく分からない。 それは、私が読者として、中途半端だから、ということより、掲題の著者がおそらくもっている、ある「共通認識」が今一歩、自分のものになっていないからなのではないか、と思わなくもない。 様々な民主主義論の中でも熟議民主主義論に注目する理由の一つは、ドイツの政治・社会理論家であるクラウス・オッフェに関する私の前著(田村 2002)との喚起にある。前著において、私は、オッフェの理論的変容を指摘し、1980年代後半以降の彼が、国家による社会・政治秩序の制御に代わる「制御の主体化」構想を呈示していることに注目した。オッフェによれば、今日における社会制御の課題は「既に合理化された部分システム間の相互作用の合理化」である。それを可能にするのは、第一義的には(それ自体が部分システムの一つにすぎ