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歓楽叶わぬ納骨堂庭園 : 世界に許された存在 許せないのは己自身。 自分のことを許せない。いちばん最... 歓楽叶わぬ納骨堂庭園 : 世界に許された存在 許せないのは己自身。 自分のことを許せない。いちばん最後まで許せない存在として残るのは自分自身だ。それはこういうことだ。「こんなはずではなかった」「私はもっとうまくやれるはずだった」 理想が高く、美意識も高く、妥協が嫌いで厳格なのだ。それが、ミスを犯した自分自身を許せない、という意識につながっている。 かつてのぼくもそうだったから解る。毎日終電近くまでの残業と奥さんとの不和が重なり、家庭内別居状態が1年にもなろうというころ、ぼくは、このままでは自分が壊れる、という事態になんとか直前で気付くことができた。そして本格的な別居を決意し、即実行に移した。そのころの自分はまったく酷い状態だった。足元がふらつくなどというのは漫画的表現だと思っていたが、そうではないのだ。駄目なときは本当にそうなるのだ。風景は傾ぐし、足裏の地面の感触もないのだ。駅のホームから
2009/04/22 リンク