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ビョークの「女ことば」への翻訳の違和感と、男尊女卑の歴史を持つ日本語を巧みに使い分ける宇多田ヒカル(2016年8月8日)|BIGLOBEニュース
わたしはかねてより、映画、テレビドラマ、小説などフィクションにおける「女ことば」に関心を持ってい... わたしはかねてより、映画、テレビドラマ、小説などフィクションにおける「女ことば」に関心を持っている。それは自身が、解剖学的には男性として生まれながら身体を女性化していくMtF(Male to Female)トランスジェンダーであることも大きい。同性に性欲や恋愛感情を抱く男性であるゲイと、性別違和を抱くMtFらをひっくるめて「オネエ」や「オカマ」と呼び、「女ことばを話す」とする固定観念がはびこっており、そのちがいや、ゲイやトランスジェンダーのあいだでも多様な人々がいるという当たり前の事実が、なかなか一般には語られないことに対するいきどおりもある。オネエことばを話すゲイの男性もいれば、わたしのようにショートカットを好むMtFもいるのに。 2000年に渋谷のシネマライズで、FtM(Female to Male)である主人公を描いた『ボーイズ・ドント・クライ』を鑑賞したとき、主人公のいとこのセリフ
2016/08/12 リンク