やらないことをはっきりさせる政治を 仙台から見る衆院選 （守井嘉朗）＜衆院選・特別コラム＞(gooニュース) - goo ニュース

私は被災地で洋服の修理の会社を営んでおります。被災地としての地元と経営基盤のある首都圏との両方の立場から見た客観的な意見を申し上げたいと思います。（仙台市在住・守井嘉朗） 被災地から新しい政治に望むことを一言で言うなら「やらないこと、やれないことをはっきりすること」。それだけではないでしょうか。 「被災地」とひとくくりにしても、被害の状況にはかなりの差があります。その差をあえて考えず申し上げると、「できないことは、できない」とはっきりさせることが大切なのだと強く感じています。 被害の大きかった東北の三陸沿岸の町の瓦礫の処理をして、次の地震・津波などの災害に備えた準備を行い、その上でその場所にかつてのような町を再構築するよりは、他の町と合せてしまい他の津波被害のなかった場所へ移った方が、問題を早く解決できるでしょう。 福島第一原発の汚染地域も同様です。広大な宅地、田畑、山林を除染して町の姿を