日産3社連合、規模拡大から転換 募る危機感、目先の効率化を優先（朝日新聞デジタル） - Yahoo!ニュース

日産自動車と仏ルノー、三菱自動車の3社連合は27日、アライアンス（提携）強化策を発表した。地域や技術ごとにリーダー役を担う1社を決め、研究開発の重複をなくしたり、工場を集約したりしてコストを削減する。新車の開発費は最大で4割減らすとした。3社ともに業績が悪化しているところに新型コロナウイルスの影響が追い打ちをかけ、先行きへの危機感が連携拡大を後押しした形だ。 【写真】日産の工場でつくられた大量の新車。近くの港から船で国内外に運ばれる＝２０２０年３月２５日、福岡県苅田町 3社の首脳らがオンラインで会見し、強化策を説明した。3社の会長を兼ねていたカルロス・ゴーン氏が退いてから初めての本格的な強化策で、ルノーのジャンドミニク・スナール会長は「（コロナ禍で）世界の状況は劇的に変化した。台数ではなく、効率性と競争力（向上）をめざす」と強調し、規模の拡大を進めたゴーン時代からの方針転換を鮮明にした。