「給与はそのままで物価だけが上昇」沖縄の家庭の収入、5年ぶり実質減 22年度の県調査（沖縄タイムス） - Yahoo!ニュース

沖縄県が発表した2022年の家計調査で、県内の2人以上の世帯のうち勤労者世帯の実収入は、1カ月平均44万1782円で前年比1・5％増となった。物価変動を加味した実質では前年比マイナス1・8％と5年ぶりに減少した。物価上昇に世帯収入の伸びが追い付いていない実情が浮き彫りとなった。県統計課の担当者は「原材料費などの上昇が原因で発生する『コストプッシュ型のインフレ』により、給与はそのままで物価だけが上がっているような状況」と話した。 【ひと目でわかる】沖縄県民のボーナスはどれだけ減った？2022年度の家計調査を詳しく ロシアのウクライナ侵攻を背景とした燃料高騰や円安による全国的な物価上昇に、県内も大きな影響を受けている。22年の県内消費者物価指数は前年から2・8％上昇の102・7（基準年20年=100）で、第2次オイルショックの影響があった1982年（3・4％）以来、最大の上げ幅だった。 一方、