ネットを上手く味方に付けた紅白歌合戦（大元隆志） - 個人 - Yahoo!ニュース

「テレビの影響力が小さくなった」放送業界でそう嘆く人は少なくない。しかし、大晦日に放送された第65回 NHK紅白歌合戦の視聴率は、関東地区で第１部（午後７時１５分～８時５５分）が３５・１％、第２部（午後９時～１１時４５分）が４２・２％を記録した。生活者のテレビ離れが指摘されるなかで、七年連続40%台を記録した。 NHK紅白歌合戦視聴率推移 出典:社会実情データ図録紅白歌合戦の視聴率推移を見ていると、80%台を記録していた1960年代はインターネットもテレビゲームも無かった時代、この時代は一般人が海外旅行に行くことすら稀な時代であった。娯楽と言えばテレビが王様、年末には一家揃って紅白歌合戦という「一家団欒」があった時代。それが1986年からバブル景気に入ると娯楽の多様化が加速し始める。この頃にはゲームボーイやファミリーコンピュータも発売されており、急速な円高で海外旅行ブームも到来し、紅白視聴