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ネタバレが致命傷になる映画をどう批評する? 「葛藤のある」書き手と「ない」書き手が共存する業界(木村浩嗣) - エキスパート - Yahoo!ニュース
映画について文章を書く際に決めていることがある。ネタバレをしないこと、あるいはする時は予告するこ... 映画について文章を書く際に決めていることがある。ネタバレをしないこと、あるいはする時は予告することだ――と言うと「当たり前だろ!」と先輩方からお叱りを受けそうだが、これが意外に業界の「常識」になっていない。ネタバレの定義が人によって違うし、どこまでバラしていいかの基準も人それぞれだからだ。 あらすじはネタバレの一部だから避けるあらすじを書くのは作品紹介として当然のことだとされているようだが、私はなるべく書かない。ネタバレの恐れがあるのと、後ろめたいから。小学生の時読書感想文を書けと命じられ、あらすじを延々紹介して誤魔化したことがある。あの時も後ろめたかったが、プロの書き手として字数換算で原稿料をもらえるようになると、あらすじというオリジナリティのないもので原稿を埋めるのは、恥ずかしくもったいないと思うようになった。 その代わりに、その作品を見て考えさせられたことや社会的背景、舞台設定や発想
2017/12/28 リンク