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マツダ系部品メーカーが医療機器事業拡大へ ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
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トーヨーエイテック(広島市南区、成沢信彦社長)は、医療機器を対象にダイヤモンドライクカーボン(DLC... トーヨーエイテック(広島市南区、成沢信彦社長)は、医療機器を対象にダイヤモンドライクカーボン(DLC)被膜の受託コーティングを始めた。耐摩耗性や耐食性が高まるうえ、光沢がなく患部が見えやすくなる。当初は手術器具を対象にし、年間8000万円の売り上げを目指す。いずれ人工骨や人工歯根(インプラント)などにも適用を広げる考え。 トーヨーエイテックのDLC膜により、ステンレス鋼(SUS630)の表面硬度は約5・2倍の28ギガパスカル(ギガは10億)に向上。摩擦係数は3分の1以下に低減(ダイス鋼SKD11の場合)し、摺動性が高まる。酸やアルカリへの耐食性も高まり、金属イオンの溶出を抑えるという。 当初、この膜は血管を拡張する医療機器であるステント向けに開発した。ステントは血液にさらされながら数億回にわたって収縮する過酷な条件で使われるが、膜がはがれない耐久性がある。 安全性は、医薬品医療機器等法で最