実娘に性的虐待、逆転有罪の理由 起訴内容から「抵抗できない精神状態で生活」削除 ｜ 47NEWS

Published 2020/03/18 16:45 (JST) Updated 2020/03/18 17:18 (JST) 実の娘（当時１９歳）に対する準強制性交の罪に問われた男性被告（５０）の控訴審判決で、名古屋高裁は１２日、無罪とした一審名古屋地裁岡崎支部の判決を破棄し、検察側の求刑通り、懲役１０年を宣告した。昨年３月２６日の一審判決は、性暴力に無理解な社会や法制度に抗議する「フラワーデモ」が始まるきっかけの一つとなり、今回の判決が注目されていた。刑法で準強制性交の罪が成立するための要件とされている「抗拒（抵抗し拒否すること）不能」を巡る事実の評価を一転させ、起訴内容から「抵抗できない精神状態で生活」を削除して有罪とした。二つの判決を詳しく解説する。（共同通信編集委員＝竹田昌弘） ■一審から「意に反した性行為」と認定 準強制性交の罪に問われるのは、相手の同意がない上、刑法１７８条２

[akupiyo]

「相手方の年齢・性別、相手方との関係、犯行に至る経緯、犯行の行われた時間・場所・周囲の状況その他具体的事情を踏まえ、相手方において、物理的または心理的に抵抗することが著しく困難な状態であれば足りる」