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セメントで埋められた原爆供養塔の鉢、誰が何のために? 調べて分かった60年前の思い | 47NEWS
広島市の平和記念公園内の原爆供養塔に、石製の鉢が置かれている。記者がその鉢の異変を知らされたのは... 広島市の平和記念公園内の原爆供養塔に、石製の鉢が置かれている。記者がその鉢の異変を知らされたのは、2021年9月だった。鉢の中がセメントのようなもので固められている。教えてくれた市民によると「以前は水が入るようになっていた」が、水をためる穴の部分がふさがれていた。原爆の犠牲者を追悼する大切な場所で、誰が何のためにこんなことをしたのか。そして、そもそもこの鉢は何のためにここにあるのか。調査を始めた。(共同通信=佐々木夢野) ▽何かの宗教目的? 鉢は縦約55センチ、横約60センチ、高さ約60センチで正面に「献納」、側面には「昭和38年8月贈」「鹿児島県鹿屋市 木場昭春」と刻まれている。置かれている場所は供養塔の地下納骨室入り口付近。供養塔には、約7万人分とされる身元不明や引き取り手のない遺骨が眠る。 ここに鉢が置かれている意味は何だろう。供養塔を訪れる市民たちの間では、多くの被爆者が水を求めて
2022/01/12 リンク