善隣関係「日本が壊した」 北方領土ロシア人、悲観も ｜ 共同通信

Published 2022/03/30 09:44 (JST) Updated 2022/03/30 14:46 (JST) ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、北方領土問題を含む日ロ間の平和条約締結交渉が中断になったことを受け、4島に住むロシア人は30日までに、対ロ制裁に加わった日本がこれまで築いてきた善隣関係を「自分たちの手で壊した」と主張した。一方で、日ロの交流が途絶えることを悲観する声もあった。 「日本が取った前例のない圧力への対応だ」。択捉島を事実上管轄する極東サハリン州クリール地区のワディム・ロコトフ地区長は通信アプリ「テレグラム」に投稿した動画で、ロシア政府の対応を支持した。 侵攻を受け、日本政府はロシアに対し、国際決済網からの銀行排除などの制裁を発動した。