【note論①】炎上するケーキたち：(脱)特権化する幡野広志、あさのますみ、東浩紀｜shogo

noteがなぜここまで人気を博しているのか。この問いから「note論」の連載を始めたい。note株式会社によって運営されている「note (ノート)」は2014年にサービスを開始し、2022年4月時点でクリエイター数は500万人を突破した (★1)。人気の理由はさまざまあると思うが、私はその理由じたいに関心があるわけではない。では、最初に私がたてた問いが関係ないのかというと、そうではない。noteが人気を得ているということは、noteの「なにか」が人気であることを意味している。これは当たり前のことかもしれないが、重要なことでもある。この連載では、その「なにか」をみていくことで、noteの根底にある思想や価値を探っていく。noteの思想や価値を探ることではじめてそれを根本から批判することができる。初回は、noteの「炎上」についてみていく。いやnoteではなく、おなじくnote株式会社が運営