ボリュームインフレーションと客離れ｜鏡裕之

※2016年の時点では自分の推論や分析に妥当性があると考えていましたが、2020年5月に消費者白書などを調べた結果、妥当性が弱いこと、つまり、推論や分析に誤りがあることが判明しました。 現時点で最新の推論は、こちらです。「商業エロゲーが黄金期を終え、一時的に衰退した理由についての推論」。 以下の文章については、2016年当時の誤った推論としてお読みください。 ※ 「新・エロゲーが売れなくなった７つの理由」を書いてから。記事への反響でわかってきたことがある。 2000年代前半、商業エロゲーは勢いを持っていた。タイトル数は爆発的に増加を続けていて１タイトル当たりの本数は減っていたはずなのだけれど、勢いを持っていた。注目のタイトルも続々現れていた。それらのため、2000年から始まったボリュームインフレーションにより、客離れが起きていることに気づけなかった。そして2010年代に入って、ボリュームイ

[rzi]

長いだけならともかく、やたら薄かったり（内容のないだらだらした会話が延々続いたりする）、鑑賞ストレスが高い（緊迫したシーンでだらだらくっちゃべってたりなど）シナリオに何度かぶちあたり辛くなった。