今日から指せる四間飛車穴熊 前編 《vs持久戦》｜minicharger

振り飛車の戦い方が多様化した現代、特に穴熊はその実戦的な勝ちやすさからプロアマ問わずいま注目を集めている戦法ではないでしょうか。 本記事では、私も愛用している四間飛車穴熊について、前編（対持久戦）・後編（対急戦）を通して、基本的な考え方や序盤の指し手が理解できるよう解説します。 戦型ごとの詳細な解説や中終盤の応酬については棋書や他のサイトを頼っていただくとして、ここではわかりやすく指すことを重視しつつ、それなりに幅広い形を扱いたいと思います。 ※前後編ともに四間飛車側が後手の場合のみを扱います。 はじめに 穴熊の特徴といえば、玉が"固い"ことだと考える人が多いでしょう。しかし、振り飛車穴熊はただ固めるだけでは良くなりません。お互いが穴熊に組んだ場合は居飛車の方がより固く、かつ攻めやすい形に組めます。また、相手より固く囲えたとしても、仕掛けに対応できず一方的に攻め込まれてしまえば簡単に崩され