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ゲームとフィクション、重ね合わせの意味と効果 - 『ビデオゲームの美学』から -|西川 圭祐
この記事では書籍『ビデオゲームの美学』 についての私見を述べます。(2020.08.31) 初見の方はぜひ自... この記事では書籍『ビデオゲームの美学』 についての私見を述べます。(2020.08.31) 初見の方はぜひ自己紹介とまえがきもご覧ください。 書籍紹介 松永伸司氏の『ビデオゲームの美学』を紹介する。もともとビデオゲームについて考えることが好きだったが、この本をきっかけに、より深い沼に入ることとなった。ずぶずぶである。 本書は分析美学(芸術の哲学)の視点から、ビデオゲームのならではの特徴を明らかにすることを通じて、ビデオゲームを理解するための道具立てを提案している。(分析美学についてはこちらを参照。)その内容は学術的な厳密さがあり、難解なので、本稿ではかなりざっくりとした概要と、本書の意義について私見を述べるにとどめる。より突っこんだ内容については、細かいトピックに分けて後日改めて書いてみたい。 概要までということもあり、本稿は、こうしたゲーム研究、とくに人文学的な領域に馴染みのない方にも読
2020/09/01 リンク