「なに笑ってるんだ」と言わないで……僕とジョーカーの〈失笑恐怖〉｜荻上チキ

そういえば映画『ジョーカー』は撹乱的な映画で、「ジョーカーは自分だ」と簡単に言えてしまう映画ではなかった。 主人公アーサーが突発的に行った殺人を、メディアが「富裕層への反発」という解釈に落とし込み、人々がそれに（勝手に）共感し、それがカスケード現象を生むというこの映画では、人々は「真実」にたどり着かないし、それを探ることもままならない。それどころか、ラストシーンでのアーサーの語り口によって、それまでの心理解釈的なストーリーさえも、全て「事後的に作られたフェイク」である可能性も示唆されている。親切にも、この映画への解釈だって取扱注意なのだという「読み」を忍び込ませている。 それでも、ホアキン・フェニックスの悲壮感漂う表情によって、アーサーの不遇さに対するシンパシーが強調されることも間違いない。彼は、唐突に笑ってしまうという症状を抱えている。アレルギー反応でくしゃみが止まらないように、彼の「笑

[pero_pero]

以前知り合いの営業の方が急逝して葬式に行ったんだけど、棺桶の中を見たら営業マンらしくスーツ着てて、本当にいつも会ってる時の感じで寝てたのでむちゃくちゃおかしくなってしまって、ああいうの困るよな

[Seiji-Amasawa]

「彼は、唐突に笑ってしまうという症状を抱えている。アレルギー反応でくしゃみが止まらないように、彼の「笑い」は身体的な突発反応であって、何かがおかしいわけではないと説明されるが、「無理解な」人々…」

[gabill]

咳の症状がない風邪の時でも「今咳をしたら目の前の人は感染るかもと不安に思うだろうなぁ」と思うと咳が出てしまう。

[aki_asap]

僕も言いたいこと言ったら言うなと言われ笑いたいときに笑ったら笑うなと言われたりしたのはちょっとこわい思い出。しばらく生きた今、そこでは言いたいことが言え、笑いたいときに笑える環境ができてきたところだ。