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「聴衆の仕事」|布施 砂丘彦
以下の文は、「歌を捨てよ 分断を歌おう」(2021年1月17日,北千住BUoY)で配布されたプログラムに掲載され... 以下の文は、「歌を捨てよ 分断を歌おう」(2021年1月17日,北千住BUoY)で配布されたプログラムに掲載された文章である。 コンサートにおいて、受け手が担っている仕事は、なんだろうか。入場料を払うこと、身体を拘束されること、沈黙を提供すること。果たしてそれだけだろうか。コンサートが単なる興行ではなく芸術だとしたら、受け手にも芸術上の仕事があるはずである。 作り手の仕事は、さまざまな無駄を排除して音楽の「本質」を追求することだ。演奏家は身体の力みなどによって汚い音や悪い音程が出ないよう幼い頃から練習を重ね、指揮者は演奏家から文句を言われないように無駄な身体の動きやリハーサルでの無駄な時間をできるだけ削り、作曲家は無駄な音符や声部を減らし、批評家は自らの個人的な思いを排除し、そして彼らは音楽の「本質」を見極めていく。 しかし、受け手にとって、音楽家が追求した「本質」は必ずしも必要とされない