エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
中村桃子『新敬語「マジヤバイっす」――社会言語学の視点から』|Hiroaki Yutani
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
中村桃子『新敬語「マジヤバイっす」――社会言語学の視点から』|Hiroaki Yutani
表題の「マジヤバイっす」のような「っす」という言葉遣いを「ス体」と名付け、考察していく本。 「ス体... 表題の「マジヤバイっす」のような「っす」という言葉遣いを「ス体」と名付け、考察していく本。 「ス体」が普及した理由として、筆者は、敬語を使用するかどうかを決めるのに、上下関係よりも相手との距離感が重視されるようになってきたことを挙げる。 上下関係に基づく敬意を表しているつもりでも、聞き手が上下関係よりも親疎関係を重視すれば、「です」は相手との距離感をもたらしてしまう。(略)いくら目上の人に対してでも、「です」ばかりで話していると、「いつまでたっても親しめない人だ」と誤解されかねない。 一方で、日本語では、親しさと敬意を同時に表現することが難しい。相手への心理的距離が近い/遠い、敬意のあり/なし、の組み合わせを示した下の表で、CやDでは普通体(「だ」)を使えばよく、Bは丁寧体(「です」「ます」)を使えばいい。しかし、Aは難しい。丁寧体を使えば距離が生まれてしまい、普通体を使えば馴れ馴れしい印