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ライコネンが魅せる追撃レースの真髄。~ベッテルも警戒する安定した速さ~(今宮純)
快晴となったニュルブルクリンクでの第9戦ドイツGP。母国初勝利を成し遂げたS・ベッテルを苦しめたのはK... 快晴となったニュルブルクリンクでの第9戦ドイツGP。母国初勝利を成し遂げたS・ベッテルを苦しめたのはK・ライコネンだった。最終コーナーでラストスパートをかけ、0.601秒差にまで迫る激闘を繰り広げた。 「あと2周あったら抜かれていた」。ベッテルがそう振り返るほどライコネンの追撃は鋭く、終盤のレースペースでレッドブルを凌駕。イギリスGPで起こったタイヤバースト・トラブル多発を受け、ピレリが急遽新スペックに変更したレースだったが、ライコネンのスムーズなドライビングに全く変わりはなかった。 しかし、今季9戦で4度目となる2位にライコネンはぼやいた。「3位よりはいいけど、勝てないレースにはもう飽きた」。勝利を目前にしてまたも及ばなかった彼の率直なコメントだ。ロングランでは安定しているものの、予選アタックでマシンに速さが無く、結果、後方グリッドから自力で順位をあげていくレースが多い。今季PPは一度も
2013/08/06 リンク