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練習中は欲を持ち、試合では無欲に。東海大相模の独特なメンタル指導法。(氏原英明)
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練習中は欲を持ち、試合では無欲に。東海大相模の独特なメンタル指導法。(氏原英明)
まさに電光石火の攻撃だった。 東海大相模は1回裏、先頭の千野啓二郎が左翼前安打で出塁すると、2番・宮... まさに電光石火の攻撃だった。 東海大相模は1回裏、先頭の千野啓二郎が左翼前安打で出塁すると、2番・宮地恭平の打順でエンドランを成功させて1点を先制。3番の杉崎成輝が右翼線適時二塁打で続き、4番・豊田寛が左翼スタンドに飛び込む2点本塁打。 この日の第1試合では仙台育英の打棒が光ったが、「俺たちを忘れるんじゃない!!」とばかりのすさまじい東海大相模ナインの先制攻撃だった。 しかし彼らの強さを見たのは、この4点を奪った猛攻だけにとどまらなかった。驚いたのは、4点を奪ったあとの彼らの行動だ。 5番・磯網栄登が右翼線二塁打、6番で主将の長倉蓮も四球で歩くと、関東一ベンチが動いた。先発の阿部武士に交代のコールが出され、マウンドに金子尚生が登る。と、その直後のことだ。ついさっき快音を響かせたばかりの選手たちが、東海大相模のベンチから次々と飛び出してきて素振りを始めたのだ。新たにマウンドに上った金子の投球