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小林誠司には元木大介の匂いがする!?なぜ阿部は彼に坊主頭を命じたのか。(鷲田康)
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小林誠司には元木大介の匂いがする!?なぜ阿部は彼に坊主頭を命じたのか。(鷲田康)
「理想はあいつをレギュラーで使わなくてもいいチームを作ることだ」――巨人の長嶋茂雄監督(現終身名誉... 「理想はあいつをレギュラーで使わなくてもいいチームを作ることだ」――巨人の長嶋茂雄監督(現終身名誉監督)からこう言われ続けた選手がいた。 1990年代から2000年代にかけて活躍した元木大介である。 上宮高校では甲子園に3度の出場を果たし、特に3年夏の大会では1試合2本塁打を放つなど大活躍。その甘いマスクとともに一躍、甲子園のスターとなった。 その元木が一浪の末に念願の巨人入りを果たしたのが、1991年のことだった。2年目の'92年には一軍昇格を果たし、長嶋が監督となった'93年には内野ならどこでもこなすユーティリティープレーヤーとして一軍に欠かせない存在へと成長した。そうして'97年に二塁、遊撃、三塁の3つのポジションをこなしながら101試合に出場すると、6年連続で100試合以上に先発。その間も内野の全ポジション('99年から3年間は外野も兼任)をこなし、定位置のないレギュラー選手として