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「イノウエの頭にはネリ戦のダウンが…」井上尚弥の“奇妙なKO未遂”を英国人記者はどう見た?「ドヘニー陣営はパニックを起こしていた」(杉浦大介)
“全階級最強のボクサー”と称されるようになった井上尚弥(大橋)が最新の防衛戦を無事にクリアした。 9... “全階級最強のボクサー”と称されるようになった井上尚弥(大橋)が最新の防衛戦を無事にクリアした。 9月3日、有明アリーナで行われたWBC、WBAスーパー、IBF、WBO世界スーパーバンタム級統一戦で元IBF世界スーパーバンタム級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)に7回TKO勝ち。戦績を28戦全勝(25KO)と伸ばし、31歳となった“モンスター”の快進撃は続いている。 もっとも、この日序盤の井上はいつになく慎重で、相手の故障による結末もファンが慣れ親しんだほどに豪快なものではなかった。この試合内容をどう受け取るべきなのか。 試合後、リングマガジンの元編集人であり、現在はスポーティングニュースで健筆を振るう英国人ライター、トム・グレイ氏に意見を求めた。グレイ氏は軽量級、アジアのボクシングにも精通しており、その言葉には常に説得力がある。 〈全2回の1回目/以下、グレイ氏の一人語り〉 “静かな戦い
2024/09/05 リンク