下げるべきはリスク 〜 食品中の放射性物質検査における独自基準について その３ 〜 - 食の安全情報blog

これまで、2回にわたって食品中の放射性物質検査における独自基準について考えてきました。簡単に振り返ると、独自基準に見合った管理体制をとれているのか（その１）。独自基準を設定しても、リスクは変わらないのではないか（その２）ということでした。 さて、それではリスクの程度が変わらないにも係らず、基準値を下げるという施策をとった場合、どのような問題が生じるでしょうか。そのことを示す資料をご紹介します。農業環境技術研究所の第27回土・水研究会 リスク論から眺める 農業環境をめぐるトレードオフ (独)農業環境技術研究所 永井孝志テキスト http://www.niaes.affrc.go.jp/techdoc/tsuchimizu/27/tsuchimizu27_30.pdfプレゼン資料 http://www.niaes.affrc.go.jp/techdoc/tsuchimizu/27/tsuchi

[You-me]

流通のええかっこしいの尻ぬぐいをするのは生産者／消費者の理解ってのはこういう情報を得る方向にも向けられるべきよね

[OSATO]

　リスクの捉え方が個々人により違う所が、こういうのを難しくしてるんでしょうね。

[flasher_of_thought]

「そのコストは被災地である福島の方々が中心になって負うことになります。」手段が目的になってしまうと色々と矛盾が出てくるんだろうね。目的はあくまで「リスクの低減」と。

[kj-54]

基準値の低減は、コストの増大をもたらすが、リスクの低下にほとんど寄与しないと予想される。

[k-takahashi]

『基準値の果てしない低減を求めることは、多大な労力を必要とします。そのコストは被災地である福島』　『忘れてはいけないのは、基準値の低減によって、私たち消費者のリスクには殆ど変化がないと言うこと』

[njamota]

「基準値の果てしない低減を求めることは、多大な労力を必要とします。そのコストは被災地である福島の方々が中心になって負う…しかし…基準値の低減によって、私たち消費者のリスクには殆ど変化がない」

[powerbreathing]

その通りです。

[ebi_j9]

”下げるべきはリスクであり、基準値の低減は手段の１つでしかない”　”基準値の低減を求めすぎると費用対効果に問題が生じる”