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挑戦する者たち 佐藤天彦九段―千田翔太五段:第2期 叡王戦 決勝三番勝負 第1局 観戦記
プロ棋士とコンピュータ将棋ソフトの頂上決戦「電王戦」への出場権を賭けた棋戦「叡王(えいおう)戦」... プロ棋士とコンピュータ将棋ソフトの頂上決戦「電王戦」への出場権を賭けた棋戦「叡王(えいおう)戦」。 羽生善治九段も参戦し、激戦となった第2期叡王戦の本戦を勝ち抜いたのは、現名人・佐藤天彦九段と若き俊英・千田翔太五段。 新世代を担う2名の決勝三番勝負の様子を、生放送および観戦記を通じてお届けします。 叡王戦公式サイト 左から佐藤天彦九段、千田翔太五段。 昼食休憩直前に千田は左手で着物の袂を押さえ、力強く▲5五飛を放つ。大駒をフルに活用し、乱れた後手陣を襲う。局面は緊張感を増し、直感的に両者が頼んだ琉球御膳は喉を通るのかと思った。 激しい手は読みを入れて休憩後に指すのが慣例である。あまりの激しさに早い終局を感じさせたが、この将棋は思わぬ展開を見せる。 新感覚の手 第2期叡王戦決勝三番勝負に進んだのは佐藤天彦九段(名人)と千田翔太五段。第1局の舞台は九州沖縄サミットが行われた「万国津梁館」。20
2016/12/26 リンク