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えいえんはないよ――21世紀ビジュアルノベルにおける時間感覚―― - シロクマの屑籠
いつまでも終わらない文化祭。いつまでも続く理想郷。一千年間夏の空。いつまでも僕とキャラクターだけ... いつまでも終わらない文化祭。いつまでも続く理想郷。一千年間夏の空。いつまでも僕とキャラクターだけの楽しい毎日。リセット可能性――少なからぬオタクコンテンツは、現実逃避の道具として、いつまでも終わらない青春回想ツールとして供されてきたことと思うし、そういった営為に好都合なコンテンツが淘汰のなかで生き延びてきたことには注目があって良かったと思う。もちろんエロゲーにおいても、作品と消費者との共犯関係の結果として、消費者を終わらない文化祭に留め置くことに好適な作品は沢山つくられたと思う。 でも、(私でもプレイするような)人気があった最近のビジュアルノベルをみていると、「リセット可能性」や「終わらない文化祭」に対するアンチテーゼのような内容の作品が増えてきている、と思う。それが東浩紀さんの言う『ゲーム的リアリズム』的メタ経由か、それともコンテンツ内物語レベルのベタレベルかはともかく、21世紀のビジュ
2007/06/10 リンク