旧満蒙開拓団の石碑を撤去、黒龍江省・方正県政府 | しゃおりんの何でもウオッチ

【北京 ニュース ブログ】 中国東北地方 （旧満州） の黒龍江省ハルビン市方正県が建設した 旧満蒙開拓団員 （日本人入植者） の 慰霊碑 が、同県政府によって６日朝までに突然撤去された事件は、中国メディアでも大きく報じられています。 死亡した開拓団員の名前を刻んだ石碑をめぐっては、「侵略者を記念するとは国辱だ」 「日本からの投資をあてにしたものだ」 などとして３日午後、尖閣諸島 （中国名・釣魚島） の中国領有権を主張する団体 「 中国保釣聯盟 」 のメンバー５人が赤いペンキをかけるなどして反発。 その後、汚された石碑は布で覆われていましたが、６日朝までに一夜にして破壊、撤去されました。

[kinbricksnow]

石碑の建設費７０万元 （約８５０万円） の出所は明らかにされていませんが、帰国した残留孤児や引揚者、日本への移住者らの浄財だったという説もあります