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東日本大震災の復興と近未来への備え(塩崎賢明)|ポリタス 3.11から未来へーー困難と希望
東日本大震災から4年が経つ。日々のテレビや新聞では震災が様々に取り上げられ、人々をあの日に連れ戻す... 東日本大震災から4年が経つ。日々のテレビや新聞では震災が様々に取り上げられ、人々をあの日に連れ戻す。亡くなった人を偲び、命の大切さを改めて認識させられる。しかし、大概のマスコミは節目の時期にこそ大きく取り上げるが、すぐに日常に戻り、徐々に震災は遠のいていく。 追悼や鎮魂や、命の大切さの強調は大事だと思うが、しかし、同時に重要なことは生き延びた人々の生活再建であり、また近い将来襲ってくるより強大な災害への備えである。それは、3.11で犠牲となった人々が望んでいることでもあるだろうし、追悼や鎮魂を具体的な形にする道でもある。 減災――震災の被害をおさえる この国では地震はいつどこで起きてもおかしくない。そしてそれを止めることはできない。我々にできるのは被害を最小限に抑えることである。それを「減災」というが、そのためには、災害の前後の3段階で被害をくいとめなければならない。 第1は地震が発生する
2015/03/18 リンク