財務次官にセクハラを許すマスコミの事情 自己満スクープが記者を疲弊させる

週刊新潮で女性記者にセクハラ発言を繰り返したと報じられた財務省の福田淳一事務次官が辞任した。この問題ではセクハラを受けていた女性記者が、勤務先のテレビ朝日の上司に相談したが「報道は難しい」と伝えられ、週刊新潮に連絡したという。ジャーナリストの牧野洋氏は「マスコミの取材体制にも大きな問題がある」と指摘する――。 国家権力とマスコミは主従関係にある？ 国家権力を取材するマスコミは国家権力に仕える立場にあるのだろうか？ 国家権力が「主」でマスコミが「従」という主従関係が成り立つのだろうか？ 答えはもちろんノーである。主従関係が成り立っていたら、マスコミは「政府広報紙」と変わらなくなってしまう。マスコミは対等の立場で国家権力と対峙し、権力のチェック役を担わなければならない。 ところが、財務省の福田淳一事務次官をめぐるセクハラ問題を見ると、そこには主従関係があるように見える。マスコミはネタをもらうた

[maturi]

問題の根っこにあるのがいわゆる「アクセスジャーナリズム」だ。アクセスジャーナリズムとは、記者が政府高官や企業経営者に気に入られ、特別に情報をリークしてもらう手法だ。「リーク依存型取材」と言い換えてもい

[kawauso69]

アクセスジャーナリズム　と　エゴスクープ。ね。

[yk183]

良記事。リーク依存型取材の弊害。

[akupiyo]

"本物のスクープとは、「放っておいてもいずれ明らかになるニュース」ではなく「記者の努力がなければ永遠に埋もれしまうニュース」…マスコミと権力側の間に主従関係は発生しない。"

[anqmb]

政治部記者の政界転身などが典型的だが、たぶんアクセスジャーナリズムはアクセスそのものの余技に過ぎない。癒着自体が自己目的化して、セクハラの温床となったのでは。

[shigekixs]

”本物のスクープとは、「放っておいてもいずれ明らかになるニュース」ではなく「記者の努力がなければ永遠に埋もれしまうニュース」である。“