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「東京五輪の失敗を繰り返してはいけない」2030年札幌五輪を阻止するために今やるべきこと 内定前の今ならまだ辞退できる (3ページ目)
開催決定後に現れる「どうせやるなら派」という存在 そもそもオリンピック運動の目的とは、国や民族を超... 開催決定後に現れる「どうせやるなら派」という存在 そもそもオリンピック運動の目的とは、国や民族を超えて平和を構築するために働きかけることだ。これに照らせば、人権を軽視する中国にオリンピックを開催する資格がないのは明らかである。なのに開催に至った理由のひとつに、間接的にはステークホルダーとなる諸外国が毅然きぜんとした態度でNOと言えない及び腰があったといえる。 そしてもうひとつ、最大にして厄介な理由がある。 それはオリンピックがもたらす祝祭ムードをひそかに期待する人たちの無意識的な欲望だ。オリンピックが抱える種々の問題は理解しているものの、どうせやるならとそれらに目を瞑って開催を前向きに捉える人たちの存在である。 先に紹介した小笠原氏は彼らを「どうせやるなら派」と名づけ、オリンピックムーブメントを推し進める原動力になっていると指摘する。開催に疑問や矛盾を感じながらもその気運に便乗してオリンピ
2022/02/05 リンク