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ケトン食によるうつ病と不安障害の完全寛解
様々な精神疾患は糖質過剰症候群です。進化の過程で本来は食べることのほとんどなかった糖質を大量に摂... 様々な精神疾患は糖質過剰症候群です。進化の過程で本来は食べることのほとんどなかった糖質を大量に摂取している現代で脳に様々な影響が起きることは不思議ではありません。 今回の研究は症例報告です。エビデンス至上主義では、エビデンスレベルは非常に低いですが、製薬会社が儲からない研究は大規模に行われることはまずないでしょう。 今回の症例3例は、うつ病と不安障害を合併し、複雑な併存疾患を有する人たちです。個別化されたホールフード動物ベースのケトジェニック代謝療法(ケトン比1.5:1、1日に摂取する脂質と炭水化物+タンパク質の重さの比。例えば糖質20g+タンパク質70gだと、脂質は135g)で12~16週間行いました。動物性の食事というのが良いですね。 βヒドロキシ酪酸>0.8 mmol/Lを維持するようにしました。うつ病はPHQ-9というもので評価、不安障害はGAD-7というもので評価しました。寛解は