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秋の夜は (別れても…) - 花と木と山が好き
昔ある男がいた。どのような事情があったのであろうか、その男が女の所に逢いに行かなくなってしまった... 昔ある男がいた。どのような事情があったのであろうか、その男が女の所に逢いに行かなくなってしまった。女には後にまた別の男ができていたけれども、前の男とは子供がいる間がらだったので、とくに愛情深く親密だということではないけれども時々たよりをして来ていた。女の方に —女は絵をかく人であったので— 絵を書きにやっていたのだが、今の相手の男が来ているというので一、二日約束の日から遅れるまで書いてよこさなかった。例のすでに別れている男は非常に情けなく思って、 「私がお願い申すことを、今までしてくださらないで、それは当然と思いますが、やはりあなたを恨めしく思わずにはいられないことですよ」 といって、皮肉をこめてからかって詠んでやった歌、時はちょうど秋であった。 秋の夜は春日(はるひ)わするるものなれやかすみにきりや千重(ちえ)まさるらむ 【しみじみと心の満たされる長い秋の夜は過ぎ去った春のただおだやか