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Journal of Japanese Biochemical Society 93(2): 248-251 (2021)
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Journal of Japanese Biochemical Society 93(2): 248-251 (2021)
ミクログリアは脳内に存在するグリア細胞の一つである.そして,ミクログリアは免疫を担当する常在型組... ミクログリアは脳内に存在するグリア細胞の一つである.そして,ミクログリアは免疫を担当する常在型組織マクロファージとして,炎症性メディエーターの産生・放出を行うとともに,貪食能を有する.近年の神経科学界では,ミクログリアは特にこの貪食能の点から着目されている.感染や外傷などに伴って生じる炎症に反応して死細胞や病原体を貪食する,いわゆる活性化型ミクログリアに関する研究は古くから行われてきた.しかし,近年では炎症時だけではなく,正常な脳の発達段階にミクログリアの貪食能が積極的に寄与することが示唆されている.たとえば,神経回路の形成過程において,ミクログリアは活動の弱いシナプスを積極的に除去し,活動の強いシナプスを残存させることで,機能的神経回路の成熟に関与することが示された.機能的神経回路の形成不全は,自閉スペクトラム症(autism spectrum disorder:ASD),レット症候群,