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痔を手術した夏目漱石、退院許可が出るも入院延長を頼み込む。【日めくり漱石/9月28日】 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト
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痔を手術した夏目漱石、退院許可が出るも入院延長を頼み込む。【日めくり漱石/9月28日】 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト
「もう今晩帰宅してもいいですよ」 医者はそう言うのだが、言われた病人の方がまだ心もとない。 「もう... 「もう今晩帰宅してもいいですよ」 医者はそう言うのだが、言われた病人の方がまだ心もとない。 「もうしばらく入院させてもらえないでしょうか」 そう申し出た。 それが、今から104 年前の今日、すなわち大正元年(1912)9月28日、東京・神田錦町の佐藤診療所における、漱石と担当医とのやりとりだった。担当医は同診療所院長の佐藤恒祐に他ならない。 2日前、漱石はこの病院で痔の手術を受けていた。前年9月に続いて2度目の手術。前回は入院するのは嫌だからと、頼み込んで自宅で処置してもらったが、今回はそうはいかなかった。 局部麻酔によるおよそ20分の手術で、肛門括約筋の一部を切除したのだった。いつも長時間、机の前に座して執筆や読書に明け暮れている漱石だから、一種の職業病といってもいいのかもしれなかった。 漱石が入院しているのは診療所の2階の病室。窓からは柳が一本見えた。その柳の枝先が風にゆれていた。 こ