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廣松哲学と現代中国 - shin422の日記
仕事のことなんか適当に片付けて、ここ二日間にわたって再度『廣松渉著作集』全16巻(岩波書店)を読... 仕事のことなんか適当に片付けて、ここ二日間にわたって再度『廣松渉著作集』全16巻(岩波書店)を読み返す。その人の全集なり著作集を端から端まで兎に角読みふけること。これを「人生の習慣」にしている、と大江健三郎は言っていたかと思う(大江自身の言葉は、習慣とは言わずに「人生のハビット」という表現だったか?)。もちろん、大江のこの「ハビット」は小林秀雄の影響である。浅田彰が『逃走論』で触れていた「つまみ食い的読書」も悪くはないが、それだけだと浅田彰みたいにただのディレッタントでおわってしまいかねない。 もっとも、「著作集」というだけあって「全集」ではない。比較的有名な論文や著作でも収録されていないし(情況出版から出されている『廣松渉コレクション』所収の諸論文等がその典型だ)、ましてや廣松が残した『哲学入門一歩前』や『新哲学入門』あるいは『今こそマルクスを読み返す』や『唯物史観の原像』などの「入門書
2012/05/06 リンク