「The Better Angels of Our Nature」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

The Better Angels of Our Nature: Why Violence Has Declined 作者:Pinker, Steven発売日: 2011/10/04メディア: ハードカバー 本書は認知科学，認知言語学，進化心理学者であるスティーヴン・ピンカーによる最新刊で，ヒトの歴史における暴力減少傾向という現象を扱っている． この「ヒトの社会において，暴力は歴史を通じてほぼ一貫して低下する傾向にあった」という主張は多くの読者にとっては驚きと懐疑をもって迎えられるだろう．特に文明が起こり，国家間戦争が生じるようになる前の狩猟採集社会が非常に暴力的であったことはあまり知られていないし，中世の農村社会は平和だったと思っている人も多いだろう．さらに二つの世界大戦とホロコースト，さらに全体主義国家による大規模な粛正を経験した20世紀，現在の途上国における内戦による荒廃や自殺テロの

[gauqui]

63回連載してきたののまとめ。

[Nihonjin]

「ここで悪魔については「自己欺瞞」が加わると事態が非常に悪化することを指摘している．本書はトリヴァースの「The Folly of Fools」と同時期に刊行されている」

[enemyoffreedom]

「ピンカーは，過去へのノスタルジア派は過去の生活環境が悲惨だったことを指摘されると過去のモラルの高潔さに逃げ込むが，実は過去のモラルこそ劣悪だったのだと強調している」

[gebet]

おもしろい

[izumino]

"「ヒトの社会において，暴力は歴史を通じてほぼ一貫して低下する傾向にあった」という主張は多くの読者にとっては驚きと懐疑をもって迎えられるだろう" 非常に面白そう、なので早く翻訳されないかな

[sakstyle]

「ヒトの歴史における暴力減少傾向」