小野塚 亮 ONOZUKA, Ryo の研究業績・学歴職歴・連絡先 - [要約] 修士論文「ソーシャルメディアは政治家を雄弁にしたか」 | 小野塚亮 @onozka

政治家がソーシャルメディアを用いて情報発信することで、政治家は新たな影響力を獲得することはできるのか。すなわち、ソーシャルメディアのメディア特性を通じて政治家の情報発信が伝播することは、これまでその政治家に関心のなかった市民の情報環境に偶発的な情報流入を生じさせるのか、それとも、もともとその政治家に関心のある同質的な市民の間でのみ情報が流通するようになり、集団分極化を導くのか。 本研究はこれを明らかにするために、ソーシャルメディアであるTwitterを利用して情報発信を行う国会議員（以下、Twitter議員と表記）214名のツイート228,007件を用いた定量分析を行う。具体的な観察対象は各Twitter議員のエゴネットワークにおける市民との双方向性と伝播力という2つの形式のコミュニケーションである。228,007件のツイートは、2012年1月14日から遡って国会議員一人あたり最大3,20

[r_onodr]

つまり、全体的な傾向としては「ソーシャルメディアは政治家を雄弁にした」とは言えないというのが本研究の結論である。