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GOING UNDER GROUND
前作『稲川くん』で4人編成のバンドとしてリスタートしたGOING UNDER GROUND。バンドを結成したばかりの... 前作『稲川くん』で4人編成のバンドとしてリスタートしたGOING UNDER GROUND。バンドを結成したばかりのような甘酸っぱい無垢なパワーや勢いと、ほどよい大人の余裕感・洒落感とが混じり合った音楽で、新しいゴーイングを見せてくれたのが前作ならば、ニュー・アルバム『Roots&Routes』は彼ら自身のバンドの姿勢や哲学を改めて示す内容だ。とはいえ、堅苦しさとは無縁。気楽で、なにげない会話を交わすなかで、ふと心の深い部分に触れられる歌心と、サウンドの居心地良さがある。キラキラとマジカルな世界観でここではないどこかへ連れ立ってくれるバンドから、日常の歪みや感情の澱を受け止める懐の広さや日々刻まれる皺をも愛するバンドになっているゴーイング。今の心境はいかなるものかを訊いた。 ―前作『稲川くん』から、すごくバンドとしても雰囲気が変わってきたなというのがありましたが、ニュー・アルバム『Root