高畑勲さんが危惧した「清太を糾弾する私たち」 - 酒をこぼすブログ

アニメ監督の高畑勲さんが亡くなった。 高畑勲さんは「太陽の王子ホルスの大冒険」 「アルプスの少女ハイジ」「赤毛のアン」などの演出を担当し 日本におけるアニメーションの新たな方向性を示した人物だ。 その中でも日本人なら誰しも一度は観たことがあるほど 有名な作品といえば「火垂るの墓」だろう。 高畑勲さんへの追悼として4月13日の放映が決まったそうだ。 「火垂るの墓」は多くの人に様々なトラウマを植え付けた作品でもあるはずだ。 映画冒頭、駅構内で死を迎える清太。 爆撃により大やけどを負う清太の母。 徐々に衰弱していく節子。 衝撃的なシーンが多くあった。 そしてまた、直接的な残虐さではないが今なお 「火垂るの墓」において多く語られるのは 母を亡くした清太たちの受け入れ先となった親戚の叔母さんの言動と その後の清太の行動についてだ。 身寄りのない清太と節子の面倒をみることとなった叔母さんは、 ふたりに

[santo]

“清太になるどころか、未亡人以上に清太を糾弾することにはならないでしょうか、ぼくはおそろしい気がします。” さすが高畑氏、先を読む目がある

[dimitrygorodok]

インフラ技術が進歩しても、人々が精神的に自立せず「寄らば大樹の陰」になってしまえばいくらでも時計の針は逆回転し、ネットは人々の間を取り持つ架け橋から縛りつける鎖に変わる。改めてこの作品を見直したい。

[filinion]

清太が悪いわけでもおばさんが悪いわけでも農家のおじさんが悪いわけでもないと思う。食料が絶対的に欠乏し、餓死者が続出した当時、2人が死ななくても誰かが死んでいたわけで…。国力の限界を超えた戦争の結果。

[myogab]

原作の野坂は当時世間に併せた人間であり、かつそれに罪悪感を感じてた人間であって、悔恨と自慰(こうしておけば良かった)で描かれた贖罪の鎮魂歌。どうせ為せない理想とそれは成せない現実として描かれている。かと

[bt-shouichi]

“いま清太に持てるような心情を保ち続けられるでしょうか。 全体主義に押し流されないで済むのでしょうか。 清太になるどころか、 未亡人以上に清太を糾弾することにはならないでしょうか”…なったみたいね…

[kowyoshi]

金曜日以降のTLを見て、俺の気分が悪くなった理由がここに

[ei-gataro]

“私たちは、劇中に出てきた農家のおじさんのように必死に謝る清太を袋だたきにするのかどうなのか。” 残念ながらもうすでに袋だたきにしている。それを恥じないばかりか正しいと思い込んでいる人間の多さに絶句。

[htb48]

まあ あんまり他人のやり口に口挟まんでいたいもんだとは思うけど なかなか難しいよね昨今

[kamezo]

「全体主義への逆行」というよりも「協調性を重視し（過ぎた）た、行き着く先が現在」のような気がしないでもない。

[chintaro3]

危惧される通りで、 変わってないと思う。

[hilda_i]

四年前の記事。最近は人々の批判を掻い潜るようにして二人だけの閉じたユートピアを描くのが流行りかな。苛烈な全体主義的な風潮はそのままで、人々は幻の楽園を求めてる感じ。

[nanatsuhachi]

これだ！清太が悪いと訴える人らにずっと抱いていた違和感。自分なりの答えは出していたけれど（清太は将官の子でしかも長男。おばさんに合わせられないのは当然。糾弾は無責任）、まさかまんま現代のSNSだったとは！

[a_matsumoto]

“もし再び時代が逆転したとしたら、果して私たちは、 いま清太に持てるような心情を保ち続けられるでしょうか。 全体主義に押し流されないで済むのでしょうか。”

[anqmb]

何もかも足りない中で首を絞めあうことのむなしさも多分ネットで共有できるので、必ずしも全体主義的になっているわけではないと思う。個人を取り巻くいろんな要素が見える化しているだけなのではないだろうか。

[hanyan0401]

「コンビニは公共空間」のように、パブリックスペースを節操なく拡大しつつ、同時に公共性を理由としてグレーゾーン誌を排斥するような動きを「新たな全体主義的な抑圧」と称して良いなら、そうかもしれません。

[rag_en]

残念ながら監督の危惧は外れてる。清太へのディスりは、ザラキ神官AIへのそれに近い。個人主義否定じゃない。/つーか、子供の頃はBBAに無理矢理追い出されたと思ってたしね…。なお、今見てもやっぱBBAはウザいもよう。

[bongkura]

小さい頃は叔母が嫌いで、二十代では清太にムカついた、危惧されたとおりの流されやすい人間です。今はどう感じるんやろか

[KIKUKO]

え、清太を批判する流れもあるの…？知らなかった

[sds-page]

餓死者は格段に減ったのに精勤的な豊かさは満たされてないのはなんでだろうな

[quick_past]

当時「子どもたちに現実と立ち向かう勇気を」と言いつつ、三角塔から飛び降りても平気なコナンを見せた宮崎への返答として、等身大の子供が現実と正直に対峙したらこうなる。だから賢く立ち回れ。という作品だと思う

[workingmanisdead]

わたし、清太を糾弾する流れ、知らなかった。火垂るの墓ってもっと個人的な話だと思ってたから…お母さんの着物を白米になるするつて節子が嫌やと泣くくだりとか…まあ後日野坂昭如の小説読んだからかなあ

[Miyakey]

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