フォーミュラEは、F1を超える？ 批判の渦から一転、魅力と将来性に溢れていた電気自動車レース - スポーツナビ

優勝したマキシミリアン・ギュンターが、大歓声のファンたちの間を表彰台へと駆け上がっていく。フォーミュラEを象徴する光景だった 【(C)FormulaE】 日本で初めて公道で開催された電気自動車レース「フォーミュラE東京大会」は、予想以上に盛り上がり、レース自体も実に白熱した展開だった。ではこのレース、今後どんなふうに成長し、どんな未来が待っているのだろう？ 「キィーン」というジェット機のような金属音。とはいえ耳をつんざくほどの轟音ではなく、場内を流れる実況放送の方がよく聞こえたりする。グランドスタンドに座る観客の皆さんも、静かに推移を見守ってる感じだ。そしてセッションが終われば再び静寂が支配し、東京湾岸ののどかな景色が広がる。 普段、喧騒にまみれたサーキットを主な取材場所にしている僕には、何もかもが勝手の違う環境だった。でも同時に、新鮮でもある。これが電気自動車のレースというものか。 予選