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子どもは性暴力に遭っているのに…「ほとんどない」ことにする世の中の無関心
性暴力被害を取材し続けているフリーライターの小川たまかさんが自著『「ほとんどない」ことにされてい... 性暴力被害を取材し続けているフリーライターの小川たまかさんが自著『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』について語ります。 取材を始めて気づいた「私も性暴力の被害者だ」 カウンセラーに「小学生の頃に電車で痴漢に遭った」と話したとき、「痴漢ぐらい大したことじゃないでしょう」と言われたことがある。彼はそれが、キュロットと下着をまくりあげて素肌を触られ、その後に性器を押し付けられる行為だとは想像しなかったのだと思う。確かに、下着の中に手を入れる行為は迷惑防止条例違反の痴漢ではなく、正確には「強制わいせつ」が正しい。けれど私にとって、「強制わいせつ」という言葉は、まだそのときは遠かった。 数年前に、ある女性向けニュースサイトが「性暴力に遭ったことはありますか」というアンケートを採ったとき、コメント欄にはこんな声があふれた。 「痴漢は性暴力に入りますか?」「痴漢ぐらいならあるけれど
2018/12/16 リンク