エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
テイカカズラ : 朱雀の洛中日記
6月17日(金)曇り。散歩の途中でテイカカズラ(定家葛)を見かけた。式子内親王を愛した定家が、内親... 6月17日(金)曇り。散歩の途中でテイカカズラ(定家葛)を見かけた。式子内親王を愛した定家が、内親王の死後、葛となってその墓にからみついたという話(謡曲「定家」)を思い出す。これは伝説上の話で、式子内親王の本命は、今年800年遠忌を迎える法然上人だったという説もある(石丸晶子『面影びとは法然 式子内親王』(朝日文庫)。当時の内親王は恋をすることも結婚することも許されなかった。ゆえに式子内親王の歌はあくまでも観念上の恋の歌とされる。だが忍ぶ恋を詠んだ多くの歌が訴えかける情念の濃さ、深さは、単なる想像から生まれたものとはとても思われない。平安末期に生まれ、平家物語に描かれる激動の時代を生きた内親王の心を揺さぶった相手が実際にいたのではないか。私は常々敬愛する二人の歌人――和泉式部を実体験型歌人、式子内親王を観念的歌人と呼んでいるのだが、式子内親王に思い人がいたとしても不思議ではない。 忘れては