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平家物語58第3巻 頼豪〈らいごう〉〜The Tale of the Heike🪷 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
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平家物語58第3巻 頼豪〈らいごう〉〜The Tale of the Heike🪷 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
白河院がまだご在位の時、 関白藤原師実《もろざね》の娘、 賢子《けんし》の中宮をひどく寵愛されてい... 白河院がまだご在位の時、 関白藤原師実《もろざね》の娘、 賢子《けんし》の中宮をひどく寵愛されていた。 かねがね、この御腹に、 一人皇子が欲しいと望んでいられたが、 当時、その道では聞えた三井寺の 頼豪 阿闍梨《あじゃり》を呼び出した。 「賢子の中宮の御腹に皇子誕生を祈祷してくれまいか、 願いのかなった暁は、恩賞は望み次第じゃ」 「お安いご用でござります」 頼豪は三井寺に帰ると、百日の間、 心をこめて祈り続けた。 やがて百日の内に、中宮にご懐妊の徴候が現れ 承保《しょうほう》元年十二月、 目出度く皇子が誕生した。 主上の喜びは殊のほかで、早速頼豪を招いた。 「そなたのお陰で、皇子が生れた。 約束通り恩賞をとらそう、何なりとも望みの物を申せ」 「ほかに望みはございませんが、 山門にある戒壇《かいだん》を 三井寺にも建立《こんりゅう》する事をお許し頂ければ」 「何? 戒壇と? それだけは以ての