2009-11-06

今日はカマスとアオリイカの天ぷら。いやあ、本当はアオリイカは刺身がベストで、天ぷらにするような魚ではないのです。なにせ今日ですらキロ八〇〇円、スーパーや近江町市場で買おうものなら一杯三〇〇円〜五〇〇円くらいするはずです。でも仕方がない。だって刺身は飽きてしまったんだもの。 刺身に飽きたら天ぷらを食べればいいじゃない、ということで天ぷらにしました。 そして、これまたうまいんです。衣は薄めで、さっと軽く火を通す感じで。揚げる、というよりは油でしゃぶしゃぶにするような感じです。甘みが刺身よりも引き立つような気がします。 漁師になって知ったのですが、現場での魚価というのはもの凄く安いです。 例えば、六月の研修中、うちの網にスルメイカが大漁に（二〇トン近く）かかったのですが、その時の単価はキロ一〇〇円弱でした。二〇トン売っても二〇〇万円に届きません。次の日、スーパーではするめが一杯一〇〇円で売られて

[jackal0903]

漁法によるイカの鮮度ですが 　イカ釣り船による近海物>定置網>大型イカ釣り船による遠洋冷凍物「来週の特売日にスルメを一杯一〇〇円で売りたい」と言えばその値段に「魚の質」が介在する余地はあまりありません。